【 文書情報・構造タグ 】HTMLの文書・構造タグについて解説します~HTML入門~

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以前の記事(HTMLタグ勉強会~タグの種類と分類~)で、htmlで指定できるタグは大まかに15のカテゴリー分類されることを解説しました。
本記事以降では、各カテゴリーの代表的なタグと使用方法にて解説していこうと思います。今回は、①文書情報・構造について解説します。なお、本記事はHTMLクイックリファレンス『HTMLタグリファレンス(目的別)』を参考文献としております。
contents
文書情報・構造
HTML文書は下記コードのように、一番大きなくくりとして
①HTMLバージョンとHTML文書であることの宣言<!DOCTYPE><html>
②タイトルや文字コードといったヘッダ情報の読み込み<HEAD>
③文書本体<BODY><h><p>
という三つの区画に分かれます。そういったHTML文書そのものの情報や構造を記述する際に使用するのが、『文書情報・構造』タグです。これらのタグ について順を追って簡単に解説します。
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<!DOCTYPE>
<!DOCTYPE> タグはHTML文書を記述する際一番最初に記述する文言のようなものである。
HTMLにはこれまで開発されてきた様々なバージョンがあり、バーションによって使用する要素や属性などが異なります。そのため、まずどのバージョンのHTMLを記述するのかを宣言する必要があります。
現在、最新のバージョンである『HTML5』を宣言する場合、<!DOCTYPE html>と記述します。 <!DOCTYPE>タグは記述するHTMLのバージョンを宣言するものであるから、逆に ここで、HTML5を宣言した場合、HTML5に対応していない要素や属性を記述することはできません。
<html>
<html>は、このタグの中に記述するコードがhtml文書であるという宣言をするタグです。上記で記述した<!DOCTYPE>以外の記述はこの<html></html>の中に記述します。
<HEAD>
<HEAD>の中には、文書のタイトルや文字コードの情報、読み込むCSSファイルなどのヘッダ情報を記述します。ヘッダ情報はその他に、作者情報やキーワード、その説明等文書に関連する様々な情報があります。ここは、あくまで文書の情報を記述するため、<HEAD>タグ内記述されたコードは、実際のブラウザには表示されません。
<BODY>
<BODY>は、内に記述されたコードが文書本体であることを宣言するタグです。そのため、実際にブラウザに表示したい記述は<BODY>内に記述することになります。
<h1>~<h5>
<h>とは『heading』の略で、見出しを意味します。<h>内に記述した文書は、フォントサイズが大きく、太く表示され、前後に改行が入ります。加えて1~5は見出しの階層を意味しており、1が最もフォントサイズが大きく、5が最も小さくなります。また、HTMLクイックリファレンスによると『 これを利用して単にテキストのサイズを変えたり太字にするなど、見栄えを目的に<H>タグを使用することは避けるべきです。 このような目的には<FONT>タグや<B>タグ、 <BIG>タグ等を使用しましょう。逆に画像を見出しとして使用する場合には<H>タグで囲む方が好ましいと言えます。 そうすることで画像が表示されない場合にも、<IMG>タグのalt属性で指定した内容が見出しとして機能するからです。』とされています。
<p>
<P>タグはParagraphの略で、<P>~</P>で囲まれた部分がひとつの段落であることを表します。
まとめ
以上のように、HTML文書は、文書そのものの宣言、文書情報、文書本体という大きな三つの区画で記述されます。
<!DOCTYPE>などは、決まり文句のようなものになるので何となくでも使えるようになると思いますが、実際に何を宣言しているのかくらいには意識してもいいと思います。
ではお疲れさまでした!
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シュウヘイ
フリーランスのマークアップエンジニアとしてweb制作を中心に活動
HTML,CSS,Wordpress,javascript,その他独学方法やWeb制作フリーランスの経験談について情報を発信しています。